更新 2024/04/08
Macスリープ再起動エラーがおこった環境
iMac 27″Late2012 Mojave(10.14.6)において、頻度1日に1、2回ほど、PC使用中のスリープ復旧時に、
勝手に再起動がおこるようになってしまいヒヤ汗もので過ごす日々が続きました。
数週間もかけ、やっと解決できましたので、きっと同じように困っている方が多いと思い、備忘録残す事にしました。
あちこちのサポートやググった結果より、結局は自力のインスピーレーションが大きく力を発揮した解決事例です。
スリープ再起動エラーメッセージの内容
iMac 27″Late2012 Mojaveにおいて、1日に1、2回、スリープ復旧時に再起動がかかってしまい、作業が中断される状態になりました。エラーメッセージの内容はこちらです。
矢印のところにあるのが、問題が起こった理由です。
矢印のこれは、
Stackshot Reason: Sleep transition timed out after 180 seconds while calling power state change callbacks.
iMacが作業中に、スリープがおこり、その時なぜか自動でスリープから復帰せずに、勝手に再起動してしまうという、気味の悪いエラーの事です。当初はあまり重大に考えていなかったものの、さすがに1日1回繰り返すようになってしまい本気で取り組みざるをえなくなってしまいました。
スリープ再起動エラーやっと解決した解決方法
まずさっさと問題を切り分ける
ここでの最初のポイントは、
iMac本体の問題なのか、それとも周辺機器の問題なのか?
これを切り分ける事です。iMacにはモニターが左右2台、バックアップ用のTimemachineが2台接続していました。
私の失敗談ですが、最初背面のインターフェースに手が届きにくいからと、周辺機器をはずさないでAppleの言う事をやったために、テストがうまくいかず失敗しました。
つまり周辺機器をはずさなかったため、Macスリープ再起動エラーがおこった原因の切り分けに、いつまでも時間がかかったのです。周辺機器をすぐはずす方が早く解決します。ここではずさないと、問題の切り分けがいつまでも長引き、解決できないからです。
あなたは同じ失敗をしないで下さい。私の二の舞にはならないで下さいね。外すと本体だけになります。
この状態で1日使ってみます。
本体だけにした状態で、同じ再起動エラーが起こってしまったら、問題は、iMac本体にあります。
本体だけにした状態で、同じ再起動エラーが起こらない場合は、問題は、周辺機器にあります。
私の場合は、周辺機器をはずしたら、1日待っても問題がおこらなかったので、
問題は周辺機器にあるとわかりました。
もしここでMac本体に問題があるなら、Appleサポートと喧々諤々やりMac本体側で一歩づつ解決へ進みます。
Appleサポートの指示に従い、セーフモードやOSの再インストールなど行うわけです。
必要なら最終的にはMac本体を修理に送る事になります。
周辺機器に問題がある場合の解決方法
私の場合は、スリープ再起動エラーの原因は、iMac本体ではなく周辺機器にあると切り分けできました。そこで次に取り組むのは、周辺機器を1個づつ接続して、エラーの原因になっている周辺機器を特定する事です。
・一度はずしたモニター2台を、もう一度接続して、また1日勝手に再起動がおこるか様子を見る。
まったく時間がかかってしまいますが、「待つ」しかありません。何かやりながら待ちます。
私の場合はここでは問題がおこりませんでした。つまり2台のモニターはいずれも犯人ではありませんでした。
・次にやる事は、2台のTimemachineのうち1台だけを本体に接続して、また1日様子を見ます。
またここでも「待つ」しかありません。すると、エレコムの外付けhddを接続してから13時間後に、またスリープ復帰再起動エラーがおこりました。
つまり犯人はエレコムの外付けhddとわかりました。そこですぐエレコムサポートに電話をして、「こんな問題が起こっていますが、同様の事例がありますか?」と質問をしました。するとエレコムサポートの返事は、「同様の事例がWindowsで多数おこっています。という事はMacでも、可能性があると考えられます。」との返事で、まだ保証期間だった外付けhddを、着払いで送り検証や修理を依頼しました。
犯人は2人いた!
エレコムが戻ってくる間に、最後にもう1台のTimemachine、東芝の外付けhddを本体に接続して、また1日様子を見ました。ここでもじっと「待ち」ます。すると、東芝の外付けhddを接続してから、11時間後にスリープ復帰再起動エラーがおこってしまったのです。
な、なんと!つまり犯人はエレコムと東芝の2人、いたのです!
早速東芝サポートに電話をして聞いたところ、すると東芝では「hd診断ツール」なる専用のソフトウェアにて、hdを簡易スキャン、完全スキャンを行い、その後もう一度hdフォーマットをやり直して、再度本体に接続してテストする方法を教えてくれました。
この「hd診断ツール」は、MacではなくWindowsで行うので、東芝hddをMacからWindowsに接続し直して、「hd診断ツール」をダウンロードして、言われた通り2つのスキャンを行いました。完全スキャンは数時間かかります。
するといずれも順当に「PASS」という結果になりました。
次に東芝hdをMacにさらに接続し直して、フォーマットを行う段取りへ進みます。
以前のフォーマット方法が間違っていた!
東芝hddをもう一度フォーマットやり直す段階で、気づいた事がありました。
これはエラーが出ていた時の該当hddのシステム情報ですが、システム情報>ストレージ>該当hdd>パーテンションマップのタイプが違っていたのです。下の矢印のところです。
正しいパーテーションマップは「GPT GUIDパーテーションテーブル」で、
「MBR マスター・プート、レコード」ではありません。
こちらがBEFORE
それなのに、スリープ再起動エラーが出ていた時のTimemchine hddのパーティションマップのタイプは、
上の矢印のように、「MBR マスタープートレコード」になっていました。
これがエラーの原因だったかもしれません。
MacにおけるTimemachineフォーマットの正しいやり方
そういうわけでこの機会にTimemachineフォーマットのやり方を、しっかり見直しました。
ディスクユーティリティからTimemachineディスクを指定してフォーマットする時、
注意する事があります。
①で指定するディスクは、上の行を選択します。私はスリープ再起動エラーが出ていた時、
その下の行を選んでフォーマットしていました。
これが直接のエラー原因かは不明ですが、もしかしらその可能性もあります。
次に②で「消去」をクリックして、フォーマットを指定するウインドウで、
ジャーナリングと ③の方式で「GUIDパーテーションマップ」を選びます。
すると、フォーマット後のシステム情報>ストレージ>該当hdd>パーテンションマップがこう変わりました。
こちらがAFTER
矢印のパーテーションマップタイプのところです。これがフォーマット前は「MBR」だったのですが、
フォーマット後には、「GPT GUIDパーテーションテーブル」に変わっていたのを確認できました。
その後東芝hddは、このまま接続したままですが、以前のようなスリープ復帰再起動エラーはなくなりました。
エレコムhddも戻って来たら同様に確認すればよいわけです。
Macでスリープ再起動エラーがおこり、周辺機器が原因の方には、参考になると思います。