ECはウェブ完結型ですから、一般サイトよりシステムが高機能です。この意味さえよく知らず、適当に導入したシステムがバグを起こし、数ヶ月機会損失した事もあったのです。
小さいコスメeコマースでしたが、当初注目を集め年商が2千万近くに達したのはうれしい誤算でした。
最初からしっかりしたカートを稼働させるべきでした。
そんなに反応があるとは予想外だったのです。
ECサイトで「かごおち」というエラーが多発し、それを指摘されあわててしっかりしたショッピングカートを実装できるまで、数ヶ月かかりました。この間機会を損失してしまいました。
その後もこれほどのブームは二度と戻る事はなく、タイミングがいかに大事か知らされました。
またEC出店時のウェブ制作は、CMSがPHPで書かれていて自分で出来るはずもなく、EC営業の経験はあっても、ウェブ制作は何も出来なかったのです。当初の準備期間半年のうちに自学自習したのはせいぜいHTMLまで。今思うと冷や汗が出ます。
独学を続けながらECをやっていました。正式にWeb制作スクールに行ったのは10年後でした。
当時は今のように育休もなく専業主婦は当然で、子育ては1人につき5年、3人で15年かかりました。
この間子育てにゆっくりと時間をかけられた事は幸せでした。
確かにもっとキャリアアップできていたという、うらやましい気持ちもありますが、キャリアを犠牲にした後悔はないです。イクメンもやってみたら、家事や育児・教育の実地経験から初めて悟る事があるのと同じです。
子育て後hp再就職時すでに40代後半でしたが、働く事が好きで違和感はなくブランクもさほど感じませんでした。
ただ自分が感じずとも15年の空白は確かにあり、それはキャリアの断絶と年齢でした。私は仕事勘がすぐ戻りましたが、時流も変化し、再就職も大変なのが当然でした。
しかし面白い事に子育ての経験は、ウェブ制作にとても役にたっているのです。それは、
「想像」で作ったコンテンツと「生体験」で作ったコンテンツは求心力が違うからです。Web制作にも年代差がピンポイントで混じっているチームの市場があるのに、業界が若者だけを採用しています。ウェブ制作者の年代による、市場の機会損失はかなりあると感じています。
ウェブマーケットも購買決定権を握っているリッチな中高年やシニア層へ、安心のサービスを提供できる価値の転換が必要と思えるからです。
またさらに今は、家族の存在の大きさが私に力をくれています。仕事で成功しても私的に充実していた方が幸せです。
利害関係なしの仲間や私的友達。経済数値にのってこなくても人間関係の豊かさの財産はありがたいとひしひしと実感します。
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